導入事例:東京女子医科大学病院 様
放射線科医の読影以外の業務の大幅な軽減につながりました。
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東京女子医科大学病院 様
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AmiVoice® Ex7 RadClient
Q.当ソフトをご導入、ご検討いただいたきっかけを教えてください。
当院での読影レポートの作成は、かつてはトランスクライバーによる音声入力が主体でしたが、2006年よりスタンドアロン版のAmiVoiceを導入しました。その頃は台数も少なく、使用できる端末も限られていました。そのため、利用者は読影端末が固定されている上級医に限られていました。近年では医局員が増加し、ライセンス数が不足する様になりました。特に、利用端末が固定されていない若手医師が増加し、スタンドアロン版では複数の端末での利用が事実上困難でした。よって、2012年よりクライアントサーバー版に移行し、ライセンス数も28と増加しました。
Q.利用方法を教えてください。
当院は複数の建物を有し、読影室や検査室が複数の場所に分散しています。特に、後期研修医やローテーターは、検査担当等の割り振りにより、日々、午前午後と使用する端末が異なります。クライアントサーバー版のAmiVoiceでは、端末を変えてもログオンすればユーザー設定が引き継がれていつも通りの利用が可能となるため非常に重宝しています。私個人としては、主にCT、MRI、IVRの読影に使用していますが、自由文よりもある程度規格化された読みやすい文章にしたいと思っていますので、基本的にはレポートソフトの定型文を基に作成しています。定型文の個々の文章を変更する際に、AmiVoiceを利用しています。また、AmiVoice自体にも定型文を多数覚えさせて利用しています(例: 「ていけいじんがんじゅつご」と喋ると、腎癌術後に関する定型文が入力される等)。また、電子カルテとレポートソフトが同じ端末に共存しているため、電子カルテに記載する際も、AmiVoiceを利用しています。読影レポートとは異なり、電子カルテに記載する内容は定型的な文章ではないことが多いので、AmiVoiceを大変重宝しています。
Q.導入効果について教えてください。
科としては、以前は主流であったトランスクライバーを利用する放射線科医が激減したため、事務方の負担が減少し、代わりに別の仕事を請け負ってもらう事が可能となりました。これにより放射線科医の読影以外の業務の大幅な軽減につながりました。個人的には、キーボードの手入力による労力や時間、ストレスが大幅に軽減しました。若い頃は手入力でもさほど疲れを感じませんでしたが、年齢を重ねるに連れ(読影数を重ねるに連れて)、手入力による疲れが顕著になってきており、AmiVoiceの存在は大きいと感じています。AmiVoiceは医学辞書も搭載しているので、医学用語の漢字や英語のつづりを簡単に調べる辞書ツールとしても利用しています。
Q.今後、製品に期待すること
私自身は定型文式の入力を好んでいますが、現在のバージョンでは定型文を読み込んでも、その中の個々の文章を変更する際はマウスでそれぞれの箇所を選択する必要があります。AmiVoiceの新バージョンでは定型文の変更したい箇所を音声コマンドで選択する事が可能になるとの事ですので、かなり期待しています。また、現状では業務開始時に電子カルテ、レポートソフト、AmiVoiceの3つにそれぞれログインする必要があります。クライアントサーバー版のオプション機能として、レポートソフトのログインによりAmiVoiceも自動的にログインされるシングルサインオン機能があるとの事で、これが可能になれば日々のちょっとしたストレスの軽減につながると思います。個人的にはヘッドマイク等を使い、IVRをしながらAmiVoiceによる音声入力で端末のコマンドを操作したり、手技の最中にレポートを作成できればと考えています。
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